海外旅行の際、格安スマホでも国際ローミングが使え、通話とSMSが利用できます。
しかし、残念ながら、ネットサービスは対応していません。
その様な場合は、海外プリペイドSIMを差せばOK。
これでWi-Fiスポットを探す必要もなくなります。
海外プリペイドSIMの魅力
海外プリペイドSIMは、SIMフリースマホに専用のSIMカードを差すだけでネットが利用できます。
現地のSIMを購入しなくても、日本で購入、設定、料金も前払い、チャージですので安心です。
格安スマホを海外でネットを使う場合、Wi-Fiスポットを利用したり、オフラインで使えるアプリを駆使して利用する事になります。
しかし、通訳アプリやツイッターへのリアル投稿など、好きな場所でネットを利用したいと思う事も度々でてくるでしょう。
もちろん、 「Wi-Fiスポットで十分」という方もいます。
しかし、先ほどもふれましたが、通訳アプリや翻訳アプリ、地図などを利用する場合は、限られた場所しか使えないWi-Fiスポットより便利です。
また、ツイッター、Facebook、インスタグラムなどもその場から投稿できると楽しいもの。
LINEの無料電話だって活用出来ます。
この様に海外でも、普段と変わらないような使い方が自分のスマホで出来るのは、大きな魅力となります。
次に、この海外プリペイドSIMと相性が良いSIMフリースマホを紹介します。
相性抜群!デュエルSIMスマホ
海外プリペイドSIMを使うならデュアルSIMのSIMフリースマホが便利です。
デュアルSIMは、その名の通り2つのSIMを差すことが出来る機能。
一つに普段差している国内用の格安SIM、もう一つに海外プリペイドSIMを差しておけば、何時でもどちらにも対応する格安スマホの出来上がり。
この場合、両方同時に通信できるデュアルスタンバイではなく、2つ差せるが1つだけ通信可能なセルフスタンバイの機能で十分。
切り替えは必要ですが、国内で海外プリペイドSIMを利用する事はなく、デュアルスタンバイよりも価格が安くなるからです。
P10 lite |
||||||||||||||||||
|
HUAWEI nova lite |
||||||||||||||||||
|
ZTE BLADE E02 |
||||||||||||||||||
|
P10 liteやnova liteには上位モデルに「P10」や「nova」があり、こちらはデュアルスタンバイになっています。
デュアルスタンバイだと、国内ではもう一つに大容量の格安SIMを差してテザリングなどに利用したり、大手通信会社のSIMを差してキャリアのサービスを使いながら格安SIMのデータ通信を使って料金を節約するなどん使い方もできるようになります。
海外旅行をする方がSIMフリースマホを利用する場合、このデュアルSIMに注目して選んでみてはいかがでしょうか。
では次に海外プリペイドSIMについて、もう少し掘り下げていきましょう。
海外プリペイドSIMはどれ位安いのか
大手通信会社のスマホは、そのまま持っていってもネットを利用できます。
これを国際ローミングと言い、一見すると凄い便利なのですが、問題は料金。
NTTドコモの海外1dayパケは安い地域で980円/24時間。
データ容量を心配しなくても良いですが、1日使うごとに980円加算されていきますから、使う期間が長いとその分無駄も出て割高に。
例えば、ハワイで5日間つかうと4,900円ですから、海外プリペイドSIMだと500MBを購入できる通信事業者もあります。
1日100MB使えて、NTTドコモの海外1dayパケは安い料金で済む訳です。
これが渡航先によっては、1,280円/24時間、1,580円/24時間ですから、なおさらです。
逆に2泊3日など短期間の利用なら、海外1dayパケの方がお得になる場合も。
海外プリペイドSIMの比較
海外のプリペイドSIMを扱う通信事業者は、まだまだ少なく、ここで紹介する2社は、格安スマホも提供していて、チャージすれば、有効期限が1年間と次の旅行の際も手続き要らずです。
初めて利用する時に、パッケージ料金がかかりますが、年に2回以上海外旅行をする方には、重宝します。
楽天モバイル・海外SIM
180カ国以上で可能。
各国は7つのZoneに分類されていて、Zoneごとに1MB当たりのデータ通信料が決められています。
1000円・3000円・5000円・1万円単位でチャージでき、渡航先が多いエリアは地域パックでお得に購入できます。
この他に通話とSNSが出来るプランもあり。
地域パック
50MB | 200MB | 500MB | |
ヨーロッパパック | 820円 | 1,930円 | 3,850円 |
北アメリカパック | 880円 | 2,040円 | 4,240円 |
アジアパック | 1,040円 | 2,310円 | 4,950円 |
有効期限 | : | 50MB/200MB | ・・・ | 7日間 |
500MB | ・・・ | 30日間 |
クレジット
データ 1MBあたり |
SMS 1MBあたり |
|
Zone1 英・仏など |
22円 | 22円 |
Zone2 香港・台湾など |
31円 | 31円 |
Zone3 米・豪など |
18円 | 21円 |
Zone4 ロシアなど |
55円 | 40円 |
Zone5 フィリピンなど |
47円 | 21円 |
Zone6 ベトナムなど |
242円 | 33円 |
Zone7 グアムなど |
743円 | 59円 |
有効期限:365日間
マイネオ・海外SIM
100カ国以上で可能。
各国は3つのZoneに分類されていて、Zoneごとに1MB当たりのデータ通信料が決められています。
1000円・2000円・3000円・5000円・1万円単位でチャージでき、一部の対象地域では通信料がお得なデータパックチャージからお得に購入できます。
データ通信のみで、通話とSNSには非対応。
データパックチャージ
30MB | 100MB | 500MB | 1GB |
650円 | 1,480円 | 5,480円 | 9,800円 |
有効期限:30日間
従量チャージ
データ 1MBあたり |
|
Zone1 米・中など |
32円 |
Zone2 豪ななど |
92円 |
Zone3 モンゴル |
858円 |
有効期限:365日間
どれくらい使えるのか
海外プリペイドSIMは安いことが分かりましたが、データ容量が少ない事が気になりませんか?
一番安いプランだと50MB以下のデータ容量しかありません。
これだとかなり心配になります。
実際にどれくらい消費するかというと、サイトを見た場合に消費されるデータ容量の目安は0.5MB~1MB。
ツイッター、Facebook、インスタグラムなら、動画を投稿する人も多く、これらが自動再生されるとかなりのデータ容量が消費されてしまいます。
ちなみにLINEの無料電話の目安は、1分あたり30MB。
比較的データ容量を消費する動画やゲームは避けて、SNS関係も閲覧よりも投稿メインでという使い方になります。
ホテルに戻ってから、無料Wi-Fiを利用してゆっくり閲覧しましょう。
少しでもデータ容量を抑えたいなら動画やゲームは禁物。
うまい具合に使い分けるのがコツです。
現地でチャージ
購入したデータ容量を使い切ってしまった場合、チャージが可能。
専用のマイページなどから手続きできて、クレジット払いになります。
旅行先でどれ位データ容量を使うか予想できない場合は、データ容量が少ないプランを申し込み、必要に応じてチャージするというのも一つの手。
まとめ
海外プリペイドSIMは容量が少ないですが、現地のWi-Fiスポットやオフラインで使えるアプリとうまく組み合わせて使えば、海外でも便利に使えて、かなり通信費を抑える事が可能です。
自分の旅行先やどれ位データ容量を使うかをしっかり把握して、よりぴったりの海外プリペイドSIM会社を選びましょう。
更にデュアルSIMの格安スマホなら、いつでも旅行に行ける状態になります。
海外旅行に年2回は行くという方は格安スマホを購入する場合、デュアルSIMのものも検討してみてはいかがでしょうか。