プランによっては、キャリアよりも半額以上安くなる格安スマホ。
しかし、安ければ安いで「大丈夫なの?」と思ってしまいますね。
「なぜ格安スマホはこんなにも安いのか」
その秘密の1つに 徹底したコスト削減があります。
コスト削減①:営業コストや広告コスト
キャリア時代、機種変更など諸々の手続きは最寄のショップに行っていました。
定員さんが親切に対応してくれるので、何の心配もありませんでしたね。
一方、格安SIMを扱うMVNOは、ショップを持たないところがほとんど。
契約やトラブル相談はWebで行うことをメインとしています。
これだと人件費など大幅にコスト削減ができますが、その分私たちがスマホの設定など自分の手で行う必要があります。
コスト削減②:開発コスト
MVNOは、自社の独自回線を持っている訳ではなくキャリア回線を利用しています。
また、スマホなどもSIMロックフリー端末をそのまま利用するので、それらにかかる開発コストを大幅に削減する事ができます。
コスト削減③:通信コスト
通勤時やお昼などネットを利用するスマホを使うユーザーが多いピーク時間にネットが遅くなった経験があると思います。
これが格安SIMだとキャリアより酷くて、中には全くつながらないという時間も出てくるところも。
設備面でのコストのかけ方による影響が考えられ、同じ回線を使っていてもMVNOによって速度に差が出るのも、これが原因。
安くするためにはコストをかけれない。しかし、設備を良くしないとユーザーが快適に使えない。
どちらを優先するかは、まさにMVNOの真価が問われるところです。
コスト削減によって、私たちは”料金を安く使える”というメリットがある反面、”全てが自己に委ねられる”というデメリットも生じます。
しかし、最近ではショップを構えたり通信向上に努めたりなど、ニーズに応えるMVNOも多く見られるようになりました。
キャリアと比べるとまだまだ使いづらいと思う人もいるでしょうが、これからのMVNOの頑張りで少しでも改善されるように期待したいところです。